今日における絵画、彫刻、発明などの
ありとあらゆる芸術の礎を築いたとされるルネッサンス期。
14世紀のイタリアから発祥し、瞬く間にヨーロッパ全土に広がりました。
一般的には14〜16世紀の間を指すことが多いようです。

さて、このルネッサンス期においても
宝石は多くの人の憧れの象徴だったようです。
ある意味、このルネッサンス期に「宝石=憧れ」という
関係ができたと言っても過言ではないようです。

ルネッサンス期以前に宝石は、主に護符として使われてきました。
しかし、ルネッサンス期になってからは新しい権力者となった
領主や大貴族達が地位や権力を示すものとして使われ始めました。
よくルネッサンス期を題材とした物語において、
先祖代々受け継がれる指輪や首飾り、
イアリングに宝石が施されているものが登場しますが、
こういう意味なのかもしれません。

そして、この頃からジュエリーは貴族や王族、
一部の金持ちがするものとゆう認識が生まれ、
「宝石などというものは、社会の一握りの金持ちや権力者が、
自分の富と権力を恵まれない多くの人々に誇示するための道具に過ぎず、
社会における不平等を何よりも良く示すものに過ぎない」

という言葉まで使われ始めるまでになりました。

現在では、このルネッサンス期ほど宝石の偉大さも薄れ、
私たちのような一般市民でも手を出せるまでになりました。
しかし、よくニュースで報道されるような数百カラットの宝石や
カラーダイヤなどの宝石は、
一部の有力者でなければ保持できないという点は
昔と一緒なのかもしれません。